
今、日傘がお役にたてること
最初に…これは 「日傘で出掛けよう!」というコラムではありません。今はSTAY HOME 🏠 お家にいて下さい。
外出自粛が緩和され🚶♂️距離をあけてなら 🚶♂️歩いていいよ~🚶♂️となった時、活かして頂きたいアイデアをご紹介します。
もくじ #ソーシャルディスタンシング パラソル ©Kazuhiro Miyatake(kasaya.com)
・互いに傘をさしあえば、適度な距離感が
・日除け 雨除け から 「人避け」という発想へ
・身を護る「車避け」としても
・いつも心に パラソルを
・柴田さんがキャンペーンロゴをつくりました
・そして「熱中症対策」もお忘れなく
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「心は寄り添うけれど、体は離れて歩きましょう」こんな御時世にこそ 日傘がお役にたてることがあります。
それはいのちを守る「ソーシャル・ディスタンシング」をアシストできること。
傘の下にパーソナルスペースができるので、自然に 適度に距離をとって歩くようになるからですね。

このコラムでは 傘を持つ人の立ち位置から最低でも1m、極力2mの圏内に人を近づけない ことを目標にしてみます。

でも傘単体では ぜったい無理。たとえば
ビーチパラソルを持ち歩いてやっと半径1m

墓前読経用の超特大ビニールでもせいぜい半径70cm

ちょっとこのコマンドでは、目的達成は程遠いようです。
では、お互い協力して 傘をさしあった時ではどうでしょう

互いに傘をさしあえば、適度な距離感が

これは「NEWSほっと関西」でのオフショット。二宮直輝アナと私は男性用日傘、川崎理加アナは婦人用の赤い雨傘。
こうして傘を開きあうだけで、ある程度の ディスタンスが生じます。
実際の街中では 骨先がぶつからないよう 更に離れますので、約1.3~1.4m程度 確保できるでしょう。

しかし日傘は単独でさすことが殆どなので、実際は ご覧のとおり
これでは小さいので、発想を転換させる必要があります。

日除け 雨除け から 人避けという発想へ


雨除け、日除け という発想をはなれましょう。「人避け」としての日傘を意識して、傘幅を有効活用してください。
言葉にせずとも、あなたの代わりに日傘が「すみません、少し離れて歩きませんか」とメッセージを発します。

日傘をソーシャルディスタンシングに役立てる一例
☂1 道のエッジ(端)まで目いっぱい寄りましょう
全方位2m防御は難しいですが、道のエッジ(端)によれば 道路側の「半円」だけ考えれば良いことになります。
また自分が目いっぱい端へ寄るアクションが周囲へのマナー(気遣い)にもなります。
☂2 傘は道路側の手に持ち、傘幅を 目いっぱい活用
傘幅を最大限に活かしてください。マスクをしない人がいたらガードにも出来ます。
お喋り好きな人が近づいてきそうなら、顔を隠し不要な「立ち話」を防ぎましょう。
☂3 対向から来る人をみつけたら、傘でスマートに「人避け」
向こうからくる人は 随分手前から 無意識のうちに 離れたコース取りをしてくれます。
これは傘がアイキャッチ・フラッグとなって視覚心理に訴えるからです。

対向から来る人みつけたら

日傘をスマートに使いこなして

傘をみた相手は 無意識に大回りコースに

貴方がエッジ(端)に寄ることが大事なマナー

これで 言葉や表情に出したりしなくても

相手と2m離れての 「すれ違い」
「私と離れてあるきましょう」と 言葉に出す必要もありません。すべて傘が語ってくれます。
こうして傘が ソーシャルディスタンシングのアシストをしてくれます。ぜひお験し下さい。
※男性用日傘のほうが総じてサイズ大き目ですので、女性の方でもお薦めします。

身を護る「車避け」としても


交通安全にもひと役。目の前に日傘をみたら、車の運転者も注意をはらうでしょう。
追い抜く自転車やバイクも、いちはやく貴方に気づいて、一定の距離をとります。
パーソナルスペース=セイフティ・ゾーンということですね。

いつも心に パラソルを

傘を持っていないときでも「仮想の傘」をいつも頭に開いておきましょう。
「この道を傘を開いて通れるかどうか」という距離感を意識して、無理だとおもえるルートは歩かない。
それだけでも充分に効果があると思います。

柴田さんがキャンペーンロゴをつくりました

これは、理事の柴田民緒さんがご自身のブランドロゴ「Casa de Paraguas」を特別アレンジしたバージョン。
みんなが一斉に日傘を開いて、距離をとっている様子を視覚化しています。
日傘を使ったソーシャルディスタンシングを 楽しんでください。

そして「熱中症対策」もお忘れなく
「医療、救急」に これ以上の負担をかけない心がけを

医療/救急に携わる人々にこれ以上 負担をかけてはいけない。国民すべてが、その思いを強くしています。
ビジネスマンの皆様は、これから外歩きの機会も徐々に復活するでしょう。
また 暑い夏を迎えるにあたって、熱中症対策もどうぞ忘れないでください。
炎暑の2018年は95137人(死者319人)、2019年でも71317人(死者244人)が救急搬送されています。

もう男の日傘は恥ずかしくありません、無防備に出かけ熱中症で倒れるほうが恥ずかしいです。
男女を問わず、年齢を問わず、ぜひ「日傘で身を護る」ことをライフスタイルに採り入れてみてください。
ウェブの結果(サイトリンク付き

<編集後記>
国をあげて 徹底した「外出自粛」が求められる中、どのような形で情報発信しようかと・・・
正直、迷っておりました。
しかしながら、志の高い方々が「アフターコロナ」に向かって邁進されている姿に触れ、私たちもまた (今はさせなくても)日傘の花 咲き誇るような 世が蘇って欲しいとの思いで「週刊:日傘男子」配信リスタートを決めました。
ゆったりまったりの不定期更新となりますが、理事の 辻野さん、柴田さんと一緒に日傘や日傘男子の素晴らしさを綴ってまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いします
ご質問やご要望、「頑張りや!」という激励等がございましたら、下の問合わせフォームより お気軽にお寄せください。
(この記事は、日本日傘男子協会代表理事&週刊 日傘男子 編集長:宮武和広が担当しました)