
公私ともに「傘」が好きなんです。
職業柄もあるのかな、「傘」と聞くと、興味津々でつい聞き耳を立ててしまいます。
とはいえ、私自身は日傘は作っても、雨傘を作ることは技術的にできません。
そのため、今私が持っている雨傘と晴雨兼用傘は、すべて購入品もしくは人から頂いたものです。
現在プライベートで使用している手持ちの傘の数で言うと、
- ロング雨傘:1本(市販品)
- 折り畳み雨傘:3本(市販品)
- ロング着物日傘:3本(自作品)
- 折り畳み着物日傘:1本(自作品)
- ロング晴雨兼用傘:1本(市販品)
- 折り畳み晴雨兼用傘:1本(市販品)
全部合わせると10本。
自分がイメージしていた以上に多いかも!?
「1人で使用するには、こんなにも傘は要らないんじゃないの?」と言われてしまいそうですが、使用頻度は異なるものの、1本として全く使っていない傘はありません。
なお、10本の傘をどのように使い分けているかというと、基本的には
①天気や季節
②服装
③出かける場所(目的)
によって使い分けをしています。
▶使い分けの基準
①天気や季節
- 快晴(春から初秋) → ロング日傘、折り畳み日傘
- 降水確率30%以上(春から初秋) → ロング晴雨兼用傘、折り畳み晴雨兼用傘
- 雨もしくは降水確率60%以上(晩秋から春先) →ロング雨傘、折り畳み雨傘
②服装
- カジュアル、和の要素が入ったファッション → 着物日傘、晴雨兼用傘、雨傘(カラフルでデザインの凝ったもの)
- フォーマル、ビジネスカジュアル → 晴雨兼用傘、雨傘(デザインのシンプルなもの)
③出かける場所
- プライベート → 着物日傘、ロング晴雨兼用傘、ロング雨傘(特にお気に入りのもの)
- 仕事 → ロング雨傘、折り畳み晴雨兼用傘、折り畳み雨傘(いずれも軽くてコンパクトなもの)
何を重視するかによって使い分けています。
本当はモノを必要以上に、自分の身に余るほど沢山持つことは好きではないのです。
所有するものは極力少なく、身軽であることが理想。
でも、仕事用にいつも使っていた雨傘が雨漏りをするようになってしまったので、これはやはり不便です。
という訳で、最近久しぶりにロングの晴雨兼用傘を購入したんです。
▶傘の進化にびっくり!

最近の市販傘の傾向としては、「軽量化」、「コンパクト化」、「晴雨兼用可」というのが主流のようですね。
最後の「晴雨兼用可」は男性の傘の機能としてはまだまだこれから伸びしろがある状況ではありますが、女性ものの傘で言うと、日傘と雨傘、両機能がついているものが、ここ数年でかなり増えた気がします。
傘を買うこと自体とても久しぶりだったからか、傘の進化にびっくりしたのです。
1番驚いた点はその軽さ。
1本でたったの約300gなのです。
雨傘を持っているというよりも、どちらかというと軽いステッキを持っているような感覚です。
ここまで軽量化できたのは、軽くて丈夫なグラスファイバー素材の傘骨と高密度軽量生地を使用しているからだそうです。

また、昔の傘よりもスリムでデザインに無駄がありません。
関西弁で言うところの、「シュッとしている」フォルムなのです(関西圏以外の方にはわかるかしら?)
雨傘として買ったものの、手に取ってみると、完全遮光で高い遮熱効果を保証する高品質日傘としても使えるとのこと!
この「完全遮光」の根拠は、日本洋傘振興協議会が定める紫外線遮蔽率指数基準を満たす傘生地を使用し、UVカット率(紫外線遮蔽率)、遮光率ともに99.99%以上の機能性を有しているからだそうです。
素材は、ポリエステル100%です。
デザインが紺とグリーンのストライプ柄、サイズも開いた時の直径が100センチと大きめなので、女性だけでなく、大人の男性にも十分お使い頂けそうです。
ダークトーンの太ボーダーで大人な印象の、使い勝手がよい晴雨兼用傘。
実際、私が使っていると「それいいね!」と夫(←自分のと取り換えてほしいそうです、笑)や息子など男性の家族もほめてくれるので、男女兼用もできそうです。
高品質でデザインも良いものでありながら、価格帯も予算内で収まり、満足しています。
▶傘の骨の数の不思議
ちなみに、私が購入した傘の骨は、7本タイプ。
骨は8本が主流の中、敢えての7本。
その意味を深読みするとすれば、少し人とは違うおしゃれを求めたい方向け、デザイン性かな?
奇数の骨にする理由は、デザイン重視ではないでしょうか。
ちなみに傘の骨は、少ないもので4本、多いのだと16本とか24本のタイプもありますね。
一般的に、骨の数が多ければ多いほど、風に対する抵抗力が増すので、強度が強くなります。
骨数が多いと傘全体がしっかりと支えられます。
さらに、骨1本にかかる負担が分散されるので、折れにくくなるのです。
そのため、長持ちする傘を選ぶ際には、骨数が多い傘を選ぶ方がベターです。
私が過去に使っていた傘で、傘の骨でユニークだと思ったのは、ドイツのライゼンタール社の雨傘で、骨の数は8本だったのですが、まるで4本のように見えるようなスクエア型のデザインが印象的でした。

写真のイラストは、ライゼンタール社のオンラインショップからお借りしてきたものですが、私が持っていた傘もこれと同じ形でした。
ライゼンタール社の商品は、デザインはモダンで、カラフルなものが多く、長く使えるように丈夫なものが多いです。
ちなみに、少し傘からは離れる余談にはなりますが、ライゼンタール社の商品の中で1番のオススメは、エコバッグ(「ミニマキシ ショッパー L」、18リットル入るタイプ、1500円位です)。
少々重い物をいれても大丈夫だし、持ちがすごくいい。
(耐荷重15KG)
今使っているエコバッグはもう5年ほど使っていますが、まったく問題なく使えていますよ。
おしゃれで長持ちするエコバッグをお探しの方にオススメです♪
▶高品質傘ゆえの意外なデメリットがある!?
さて、ここまでご紹介してきた高品質晴雨兼用傘ですが、ただ1つだけ問題点がありました。
冬の雨の日、この傘をさしていると、とても寒く感じたのです。
遮光、遮熱効果が高すぎて、傘の下が日陰になるため、温度が下がり過ぎるのが原因でしょう。
裏を返せば、夏の日傘の遮熱効果をかなり期待できるということ。
そのあたりは季節や気候でうまく使い分けていけたら、と思っています。
傘をこれから購入される際は、【どういう目的で使うか】という事はもちろん、【デザインや機能性の点で、男女問わず家族で兼用できる傘かどうか】ということも購入のポイントにされてみてもいいかもしれません。
さらに、それが日傘と雨傘の両機能を持つ晴雨兼用傘であれば、男性が日傘を持って出かける抵抗感も減るのでは?と思います。
「男性もぜひ日傘を!」とオススメしている私も、まずは身近な家族に自分の晴雨兼用傘を貸してみることから始めてみようかと思います。
男性の日傘にまだまだ抵抗感を持っている様子の我が家の男性陣ですが、また彼らの意識に変化があれば、ブログでもご報告しますね!
日傘男子への意識改革に対する終わりなきチャレンジを、乞うご期待!?

今日は晴雨兼用傘を家族兼用で使ってみるというアイデアについてお話してみました。
いかがだったでしょうか?
また何かご質問やご意見等がございましたら、当ページの1番下にあるお問い合わせフォームよりどうぞお気軽にお寄せくださいね。
(この記事は、日本日傘男子協会理事兼日傘男子サポーター:柴田民緒が担当しました)