
日本日傘男子協会としての最大の目的を一言で言うと、「男性が気軽に日傘を持てるようにすること」です。
今回のブログでは、日傘にはいろいろと種類があるのだということを知っていただき、興味のきっかけになれば幸いです。
極端な話、雨傘でも日傘になる

日傘業界では日々技術が進歩し、機能性の高い製品が次々と開発されております。遮光性、遮熱性が高いもの、あるいは紫外線カットのもの、晴雨兼用傘など、いろいろなアイテムがあります。
しかし日差しを遮る、熱中症を予防するという目的ならば、普段使いの雨傘を使っていただければOKです。透明ビニール傘はNGですが、なるべく黒っぽい色の傘であれば、紫外線は80%ほどカットすると想定されています。
普通の雨傘でも、傘を差すのと差さないのでは、熱中症予防に対しては大きな違いがあると思います。
最高の日傘は完全遮光傘

夏の日差しを最大限回避したいという方には完全遮光傘がおすすめです。完全遮光傘はその名の通り、太陽光を完全に遮る生地の日傘で、普通の雨傘と比べたら傘を差したときの日陰の濃さが違います。気温や湿度・風によっては、木陰の中にいるような感覚になる日傘です。
デメリットは生地が重くなりますので、日傘全体が重く感じます。また生地の厚みも増しますので、日傘をたたむときに扱いにくい場合があります。
完全遮光よりもライトユースな日傘は?


完全遮光傘は価格的にも高いので、もっと簡便に日傘を使うなら、ポリウレタンコーティングされた生地の日傘がおすすめです。
東アジアではポリウレタンコーティング系の傘が一般的に使われており、雨傘と日傘を兼用した使い方が普通です。完全遮光傘よりも生地は軽いので、手軽に持ち歩きたい方には最適です。
デメリットとしては、ポリウレタンコーティングは経年劣化によるコーティングの剥離があります。よって紫外線カット率や遮光率などは年々低下していく可能性があります。
意外と涼しい純パラソル
純パラソルというのは、防水などのコーティングがしていないタイプの晴れの日専用の日傘です。生地の遮熱性・遮光性・紫外線カット率などのスペックは劣るかもしれませんが、通気性はナンバーワンと言えます。
上記で紹介した完全遮光傘やポリウレタンコーティング傘は、遮光性・遮熱性を向上させるため、何がしかのコーティングや防水加工を施しています。その加工を施すことで、通気性が損なわれてしまいます。
純バラソルには防水加工がしてありませんので、通気性が高く、傘内部に熱がこもりにくくなります。また日傘専用であれば、綿や麻などの天然素材が使えますので、見た目の清涼感も楽しめます。「●●染」といった日本伝統の染色を楽しめるのも純パラソルの独自性です。
※日傘によっては生地表面にはっ水加工が施してあります。
いかがでしたでしょうか?
日傘にもいろいろいと種類があります。目的や予算、シーンに応じて日傘を使い分けしてみるのも楽しいかもしれません。